イータ・カリーナ
19世紀の爆発で放出された物質は双極形状の人形星雲を形成し今日も秒速数百km規模で膨張を続けている。イータ・カリーナは少なくとも二つの恒星からなる大質量連星で地球からおよそ7,500光年の距離にある。
1843年ごろに主星が大爆発を起こし、南天でシリウスに次ぐ明るさまで増光したと記録され、見かけの等級はおよそ-0.8前後に達したと推定されている。現在は南半球では肉眼でも見える明るさだが、北半球中緯度からは見えない。
SN1054
1054年におうし座の方向で起きた超新星爆発で中国の宋史などに「昼間23日間見え、夜は653日間見えた」との記録が残っている。
推定の極大等級は-6で昼間でも見えたことと整合的。現在観察される残骸が有名なかに座星雲で地球からの距離は約6,500光年、星雲全体の見かけ等級は約8.4。中心には直径20km、しつりょうが太陽の約1.4倍(地球の約46万倍)の中性子星かにパルサーが存在する。
SN1006
1006年におおかみ座で起きた超新星で極大等級は推定-7.5で、各地の記録には「夜でも地上に陰を落とした」、「読み書きできた」などの表現があり、史上最も明るく見えた超新星として知られている。
残骸は現在直径およそ60光年規模にまで広がり衝突波は数千m/sで進んでいることがX線観測から示されている。
タイプは1a型(白色矮星が臨界を超えて爆発)と考えられているが、単独伴星からの降着か白色矮星同士の合体かについては議論が続いている。
1965年の大彗星
1965年に日本で発見された彗星で近日点は太陽中心から約116万km、太陽の可視表面(光球)からの高さはわずか約46万6千kmと推測される。
最大時の明るさはおよそ等級-10~11に達し、日中でも肉眼で確認できるほどだった。
満月の明るさ=約-12.7に対して、およそ1/10程度の明るさ。